【過払い金請求】三菱UFJニコス（旧日本信販）の評判・口コミ

【三菱UFJニコス（旧日本信販）から過払い金請求をする場合の事務所の選び方】

「三菱UFJニコス」は、「日本信販」という社名で有名な大手の信販会社として知られています。2005年UFJ銀行（現・三菱東京UFJ銀行）の子会社になった際、2007年4月にはディーシーカードを吸収合併しました。現在は銀行系クレジットカード会社となっていて、その正式名称は「三菱UFJニコス」となっています。

他社と異なる点は、「消費者金融とは違い信販会社である」事ですが、一般的にもかなり名が知れ渡っているニコスであったとしても過払い金が発生しているようです。ニコスに過払い金請求をする場合、レイク、アコム、プロミスなどの大手消費者金融より、非常にやっかいな対応をしてくるという口コミが多数見られました。

更に、三菱UFJニコスは平成7年より以前の取引履歴を保有していませんので、平成7年より以前の過払い金を推定計算やなどの際に、ニコス側は良く争ってくる傾向にあるようで、過払い利息の大小に関わらずこちら側と争ってくるようです。

【三菱UFJニコスに対する過払い金請求の口コミ】

◆「30年間に渡る170万円の過払い金奪還に成功しました。

旧ニコス時代から数えて、長きにわたる約30年間もニコスを利用してきましたが、テレビCMなどを見たのがきっかけで過払い金のことが気になり、相談して調べてもらうと、なんと170万円の過払い金が発生していて、それがほとんど戻ってくるという説明を受けた。その利息で納得し借りていたのは自分なのですが、過払い金の金額を見た瞬間に驚きと腹立ちが同時に来て、すぐに返還手続きを依頼しました。苦しんで借金を返して来たこの30年間は一体なんだったのだろうと、憤りが治まりませんでしたが、結果的に過払い金が戻ってきたことで精神的にもゆとりがでました。」

◆「自分で過払い金の事を調べた時に、過払い金請求をすると絶対にブラックリストに載ってしまうと誤解してしまい、長年放置してきました。しかし、借金を全て完済してからニコスに過払い金返還請求をすればブラックリストに載らないという事を専門の方に教えてもらい、弁護士の方に過払い金請求をお願いしました。物事を少し知っただけでそのほとんどを知った気になっていて、知人にも似たような話になった時に「必ずブラックリストに載るから気を付けろ」などと言っていた自分を思い返すと、今でも本当に恥ずかしい気持ちになりますね。自分で調べるという事も重要ですが、困った時は人に聞く、これも重要ですね。」

【三菱UFJニコスに関連するカード】

・MUFGカード

・DCカード

・UFJカード

・NICOSカード

・JAカード

【三菱UFJニコスの過払い金請求をする際の注意点】

◇自分で過払い金請求をするか、専門家に依頼するか

過払い金請求は自分で行う事も出来ますが、専門の弁護士や司法書士を代理に立てて全てを任せる事も出来ます。昔は信販会社の大手だった「日本信販」は、今では「三菱UFJフィナンシャルグループ」と変わっています。無数にある他社と同様に、ニコスも法定内金利の契約に変更されましたので、2007年以前から取引をしていた方は過払い金請求が出来る可能性が非常に高いです。

◇過払い金請求には時効が存在する

過払い金には時効が存在しますので、最後の取引から必ず10年以内に過払い金請求を行ってください。10年を過ぎてしまいますと過払い金請求をする事は出来ませんので注意しましょう。

◇過払い金が戻ってくるまでの期間の目安

三菱UFJフィナンシャルグループやニコスは、過払い金請求に対し渋い顔はするものの、専門の事務所からの和解成立をする確立がかなり高くなっていて、こちらが過払い金請求の依頼をしてから早い期間で2～3ヶ月程度で返還されるようです。自分で過払い金請求をした場合は長くて半年程かかるケースもあるようですが、専門家が依頼した場合の2～3か月も、自分で請求した場合の半年もあくまで目安ですので、それより早く解決する可能性よりも更に長くなってしまう可能性を飲んでから、過払い金請求をした方が良いでしょう。

◇三菱UFJニコス系列のカードが複数ある場合

ニコス系列のカードは多数存在しており、レックスカード、ENEOS NICOSカードなどがあり、他にもDCカードやUFJカード、UFJ JCBカードやミリオンカード、フィナンシャルワンなどもあります。ニコスのカードやDCカードは法廷改正前は29%以上の高金利で貸していたところが多いので、過払い金が発生している可能性は高いです。過払い金の請求をしない人の理由の一つに、「銀行の系列だから過払い金の返還請求ができないのではない」と考えている人も多いのが現状です。銀行系列であろうとも過払い金請求は行えますので安心してください。

過払い金請求をする際に、裁判をしなくても交渉次第で発生した過払い金の全額に近い金額を回収できますが、裁判抜きでは利息に対しての回収は厳しいと思われます。全額で利息取り戻すには、訴訟をしないと取り返すことはできないので注意しましょう。カードによっては、取引履歴を調べても、何故か取引した履歴が出てこないという例もありますので、その点も注意してください。

【ニコスに対し過払い金請求をする場合のデメリット】

ニコスに過払い金請求をする人で、借金を全て完済している人に関しては大きなデメリットはありませんが、返済中の方が過払い金請求をし、戻って来た過払い金を含めても完済出来なかった場合は、ブラックリストに載ってしまいます。借りてはいないが「ショッピングの取引を利用している人」や、「保険料」「公共料金」の支払いでカードを使っている人は、「自動引き落とし」であってもそれは借金とみなされてしまいます。ニコスに過払い金請求をする人は、あらかじめ事前に準備をして、引き落としなどの変更手続きをしてから過払い金請求を行うようにしましょう。全てを自分で調べるのが面倒な方や時間の無い方は、専門の司法書士や弁護士の方にその旨を伝えれば迅速に対応をしてると思います。

また、ニコスの過払い金請求を行うことで、今まで持っていたニコスカードの全般は使用できなくなってしまいます。ニコスでお金を借りていたという人は、アコムでも借りていたという人が多いようです。逆の場合も同じなので、アコムでお金を借りている人は、ニコスからお金を借りていないかチェックしましょう。二つのカードで同時に借りていたという人であれば、過払い金請求も同時にできますのでオススメします。

【過払い金回収までの期間】

裁判をせずに話し合いで過払い金を取り戻しますと、裁判をして取り戻すよりも期間は速くなりますが、戻ってくる過払い金の金額は値引かれてしまいます。

裁判をして回収をしようとした場合、過払い金額の満額の回収が見込めますが、取り戻す期間は話合いの任意交渉よりも遅くなります。

◇取引履歴を取り寄せる　平均30日

こちらが受任通知送付してから取引履歴到着までに約1ヶ月程度です。消費者金融系の会社で取引履歴を取り寄せると、早いところでは1週間、遅いところでは3ヶ月かかったりとかなりまちまちのようです。

◇請求書送付～和解成立　平均14日

ニコスへ過払い金請求書を送ってから和解が成立するまでの期間は、約2週間程度です。和解成立までの期間は他社と比べてもほとんど遜色はありません。

◇和解して返金まで　平均60日

返金までの期間は任意交渉によるその和解内容にもよりますが、和解から約2ヶ月です。これも他社と比べても変わりはありません。

◇日数合計平均100日

ニコスへの過払い請求をした場合にかかる期間は、約100日と言えるでしょう。受任～返金までのすべての過程において、他社と同じような期間で過払い金が返還されるようです。

【ニコスについて】

ニコスとは、「旧日本信販」が行っていたクレジットカード事業のブランド名で、1991年に「日本信販」という名前に変わったことから、ニコスカード自体が「日本信販」ということになります。

1990年代には銀行の統廃合が繰り返され、ニコスも例外ではなくニコスの親会社もご存じのとおり「東京三菱銀行」と「UFJ銀行」が合併した「東京三菱UFJ銀行」が誕生しました。

ニコスを管理しているのは「三菱UFJニコス株式会社」で、「三菱東京フィナンシャルグループ」の傘下に入っています。結論を言いますと、現在はニコスのCMは放送されていませんが、それはいなくなったのではなく、「三菱東京フィナンシャルグループ」の中で存続しているという事です。

「三菱UFJニコス」は、2016年に409億円の赤字を5年ぶりに計上。しかし「三菱ＵＦＪフィナンシャルグループ」には多数のキャッシングカードが存在し、過払い金返還請求に対しても返還金が業績に悪影響を及ぼさないよう、環境も整備されているので黒字転換を見込める事ができるでしょう。今のところ倒産するような前兆もありませんので、安心して良いと思えます。

【ニコスの会社概要】

商号：三菱UFJニコス株式会社

本社所在地：東京都千代田区外神田4-14-1

資本金：1,093億1,249万3,706円

貸金業者登録番号：関東財務局長(10)第00115号

関連：DCカード、UFJカード、MUFGカード、日本信販、三菱東京UFJ銀行